【2月25日 AFP】『フィクサー(Michael Clayton)』で第80回アカデミー賞(80th Academy Awards)助演女優賞を獲得したティルダ・スウィントン(Tilda Swinton、47)は、私生活に関する質問には口をつぐんだままだった。

 スウィントンの私生活は、しばしば英タブロイド紙の表紙をにぎわせている。劇作家のジョン・バーン(John Byrne)とドイツ生まれの若手アーチスト、サンドロ・コップ(Sandro Kopp)との二重生活を送っているのだ。バーンとの間には2人の子どもがいる。

 スウィントンは、授賞式会場につめかけた記者たちから「センセーショナルな私生活」について聞かれると、「わたしの私生活とやらを教えてちょうだい」とあしらった。記者団がなおも食い下がると、「結婚したことは一度もない。ある男性との間に子どもがいて、この3年間は別の恋人と暮らしている」と語った。

 スウィントンの奇抜さは私生活にとどまらない。授賞式では、初めて手にしたオスカー像を見つめながら「お誕生日おめでとう。私の米国人の代理人は、これにうり二つだわ。頭のかたち、そしてお尻も全く同じ形をしているの」という「珍スピーチ」を披露した。

 オスカー像は授賞式の後で代理人のBrian Swardstom氏にプレゼントするという。「彼は本当に賞に値するし、オスカーにそっくりなんだもの。わたしが電話で『ヨーロッパで別の映画を撮ってるところよ』と言ったときの彼の表情にそっくりだわ」

 神経質で型破りの役には定評があるスウィントンは、最近のインタビューで、『フィクサー』で演じた弁護士の役のためわざと太ったと語っている。その理由は、「服や下着がいつも身体を締め付け、服が身体にフィットしないというムズムズ感を、彼女が持っているようにしたかったから」だという。(c)AFP