【2月21日 AFP】第一子を妊娠中の女優ニコール・キッドマン(Nicole Kidman、40)が出演映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤(The Golden Compass)』のPRのため来日し、20日に東京で開かれたプレミア上映会の記者会見に出席した。

 同映画は、孤児である主人公が親友を救うため、魔法の黄金の羅針盤を手に旅に出るというストーリー。ファンタジー小説三部作『ライラの冒険(His Dark Materials)』の第1部『ライラの冒険 黄金の羅針盤(The Northern Lights、米国版はThe Golden Compass)』を映画化したもの。

 キッドマンは記者会見で「今まで出演した映画は大人向けが多かったけれど、これからは生まれてくる子どもが友達と楽しめるような映画に出たいと」と語った。

「夢は、ティーンエージャーの男の子や女の子が楽しめる映画に出演すること。大人向け映画とは違うテクニックが必要になるけど」

 キッドマンはカントリー歌手キース・アーバン(Keith Urban)と再婚し、現在、第一子を妊娠中。このほか、前夫の俳優トム・クルーズ(Tom Cruise)との間にも2人の養子がいる。

 キッドマンは2002年にミュージカル『ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、『めぐりあう時間たち(The Hours)』では英国人作家ヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)の役を演じ、2003年のアカデミー賞主演女優賞を受賞した。

 スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)監督の官能スリラー『アイズ・ワイド・シャット(Eyes Wide Shut)』や、ラース・フォン・トリアー(Lars von Trier)監督の『ドッグヴィル(Dogville)』など、難解な作品にも挑戦している。(C)AFP