「007」シリーズ最新作タイトルは『Quantum of Solace』
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【1月25日 AFP】(一部更新)「007」シリーズ最新作のタイトルが『Quantum of Solace』に決定した。過去の作品よりもアクションシーンの多いものになるという。
同作品のタイトルは24日、すでに同作の撮影が進行中のロンドン西部Iver Heathにあるパインウッド・スタジオ(Pinewood Studios)で発表された。監督はマーク・フォースター(Marc Forster)。新タイトルをバックに、ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)ら出演者記念撮影を行った。
『Quantum of Solace』は、原作者イアン・フレミング(Ian Fleming)が1960年に出した『For Your Eyes Only』に収録されている短編のタイトル。
プロデューサーのマイケル・G・ウィルソン(Michael G. Wilson)は、この短編について、「フレミングの作品の中では異色のもの。陰謀やスパイ活動などより、登場人物に焦点を当てて描いたストーリーだ。作品の中でボンドに起こる出来事を示すおもしろいタイトルだと思った」と語った。タイトル決定は数日前だったという。
クレイグは、タイトルについて、「少し戸惑わせるようなタイトルだ」と話した。「このタイトルについては、映画を見ながら考えてほしい。しかし、これがありきたりなドラマになるわけではない。私たちが撮っているのはボンド映画だ」
ウィルソン監督は、ボンドの新作を作ることは毎回難しいが、クレイグを頭に置くと脚本を書きやすい、と述べている。「前作では現実感を出そうと決めた。今回もそうなるだろう。前作に比べ、アクションシーンは約2倍に増える。かなり中身の濃い作品だ。マークが登場人物に人間味を与え、それがアクションと組み合わさることで、とても魅力的な作品になる」
プロデューサーのバーバラ・ブロッコリ(Barbara Broccoli)は、「復讐ものの映画ではなく、もっと複雑なものだ。アクションシーンも多く、前作に続きボンドの内面が描かれる」と語った。
ブロッコリはさらに、クレイグが今後もボンド役を演じることに前向きだと語った。前作ではクレイグが青い水着で海から上がってくる場面が話題になったが、今作でも同様のシーンがあるかと聞かれたブロッコリは、「ぜひそうしたい」と冗談を交えて話した。
ボンドの上司「M」の役を演じるのは、6度目となるジュディ・デンチ(Judi Dench)。今作ではボンドと「M」の関係がとても「緊迫したもの」になるだろうと語っている。
ジェームズ・ボンド(James Bond)のスパイとしての最初の任務を描いた前作『007/カジノ・ロワイヤル(Casino Royale)』は、「007」シリーズの中で最も利益を上げた作品となり、全世界で3億ドル(約321億円)以上の興行収入を上げた。最新作は、前作のラストシーンから1時間後という設定で始まる。
新ボンドガールは、ウクライナ出身のモデル/女優のオルガ・キュリレンコ(Olga Kurylenko)、新たな敵をフランス人俳優のマチュー・アマルリック(Mathieu Amalric)、仲間のスパイを英国人の新人女優ジェマ・アータートン(Gemma Arterton)が演じる。(c)AFP
同作品のタイトルは24日、すでに同作の撮影が進行中のロンドン西部Iver Heathにあるパインウッド・スタジオ(Pinewood Studios)で発表された。監督はマーク・フォースター(Marc Forster)。新タイトルをバックに、ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)ら出演者記念撮影を行った。
『Quantum of Solace』は、原作者イアン・フレミング(Ian Fleming)が1960年に出した『For Your Eyes Only』に収録されている短編のタイトル。
プロデューサーのマイケル・G・ウィルソン(Michael G. Wilson)は、この短編について、「フレミングの作品の中では異色のもの。陰謀やスパイ活動などより、登場人物に焦点を当てて描いたストーリーだ。作品の中でボンドに起こる出来事を示すおもしろいタイトルだと思った」と語った。タイトル決定は数日前だったという。
クレイグは、タイトルについて、「少し戸惑わせるようなタイトルだ」と話した。「このタイトルについては、映画を見ながら考えてほしい。しかし、これがありきたりなドラマになるわけではない。私たちが撮っているのはボンド映画だ」
ウィルソン監督は、ボンドの新作を作ることは毎回難しいが、クレイグを頭に置くと脚本を書きやすい、と述べている。「前作では現実感を出そうと決めた。今回もそうなるだろう。前作に比べ、アクションシーンは約2倍に増える。かなり中身の濃い作品だ。マークが登場人物に人間味を与え、それがアクションと組み合わさることで、とても魅力的な作品になる」
プロデューサーのバーバラ・ブロッコリ(Barbara Broccoli)は、「復讐ものの映画ではなく、もっと複雑なものだ。アクションシーンも多く、前作に続きボンドの内面が描かれる」と語った。
ブロッコリはさらに、クレイグが今後もボンド役を演じることに前向きだと語った。前作ではクレイグが青い水着で海から上がってくる場面が話題になったが、今作でも同様のシーンがあるかと聞かれたブロッコリは、「ぜひそうしたい」と冗談を交えて話した。
ボンドの上司「M」の役を演じるのは、6度目となるジュディ・デンチ(Judi Dench)。今作ではボンドと「M」の関係がとても「緊迫したもの」になるだろうと語っている。
ジェームズ・ボンド(James Bond)のスパイとしての最初の任務を描いた前作『007/カジノ・ロワイヤル(Casino Royale)』は、「007」シリーズの中で最も利益を上げた作品となり、全世界で3億ドル(約321億円)以上の興行収入を上げた。最新作は、前作のラストシーンから1時間後という設定で始まる。
新ボンドガールは、ウクライナ出身のモデル/女優のオルガ・キュリレンコ(Olga Kurylenko)、新たな敵をフランス人俳優のマチュー・アマルリック(Mathieu Amalric)、仲間のスパイを英国人の新人女優ジェマ・アータートン(Gemma Arterton)が演じる。(c)AFP