アカデミー賞主催者が授賞式決行を表明
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【1月9日 AFP】今年のゴールデングローブ賞(Golden Globe Awards)授賞式の中止が決定した翌8日、アカデミー賞授賞式の主催者、映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences、AMPAS)が、2月に開催を予定している第80回アカデミー賞(80th Academy Awards)授賞式は予定通り行うと発表した。
同アカデミーのブルース・デイビス(Bruce Davis)氏は、「現段階では、例年通り開催を予定している」と語り、映画界最大のイベントを敢行できるよう、関係者らはストライキを行う脚本家らとの交渉に期待を寄せていると述べた。
11月から続いている全米脚本家組合(Writers Guild of America、WGA)のストの影響で、7日には映画業界の重要イベントの1つ、ゴールデングローブ賞授賞式が中止になった。この決定は、ストライキに賛同した映画俳優協会(Screen Actors Guild、SAG)が授賞式への不参加を表明したのちに下された。授賞式に代わり、記者会見で受賞者が発表される。
全米脚本家組合は組合員がアカデミー賞授賞式の台本を書くことを禁止しているが、ストライキの対象でもあるテレビ局ABCが生中継する授賞式で、ピケを張るとは公言していない。
デイビス氏は、「脚本家がいなくても授賞式はなんとかなるが、ピケを張られた場合、ゴールデングローブ賞のように俳優らが参加しない可能性があることが問題だ」との見通しを述べた。
アカデミーは米国主導のイラク戦争が始まった2003年に、授賞式のわずか4日前に開催の決断を下したことがある。「開催予定日の数日前まで、事態を見守って決断することも可能だ」とデイビス氏は指摘する。
業界の専門家によると、全米脚本家組合がアカデミー賞授賞式会場にピケを張った場合、ゴールデングローブ賞の時のように映画俳優協会が俳優らに不参加を勧めるかどうかに開催がかかっているという。
全米脚本家組合と相対している全米映画テレビ制作者同盟(Alliance of Motion Picture and Television Producers、AMPTP)は、脚本家らが授賞式をターゲットにしていることを、1980年代の冷戦時代に起こった五輪のボイコットに例えて、こう述べている。「エンターテイメント業界で一生懸命働き、人生でたった一度きりかもしれないノミネートを果たせたのに、組合のストライキのせいで、華やかな授賞式に参加することができない。それはまるで、金メダルを取るためにひたすら練習したのに、国家のボイコットのせいでその夢が断たれたアスリートのようだ」
一方、デイビス氏は、アカデミー賞に対する脚本家らの意図をくみ取るのに必死だ。「毎日分析しているが、脚本家たちの動機がわからない。我々はゴールデングローブ賞とは別組織だ。メンバーのほとんどが業界の様々な組合に属していて、脚本家らと同様に、1年に1度の授賞式で脚光を浴びる。このことがストライキに関係しているのだろうか。彼らが怒っているのは我々にではない。授賞式を放映するテレビ局のはずだ」。(c)AFP
同アカデミーのブルース・デイビス(Bruce Davis)氏は、「現段階では、例年通り開催を予定している」と語り、映画界最大のイベントを敢行できるよう、関係者らはストライキを行う脚本家らとの交渉に期待を寄せていると述べた。
11月から続いている全米脚本家組合(Writers Guild of America、WGA)のストの影響で、7日には映画業界の重要イベントの1つ、ゴールデングローブ賞授賞式が中止になった。この決定は、ストライキに賛同した映画俳優協会(Screen Actors Guild、SAG)が授賞式への不参加を表明したのちに下された。授賞式に代わり、記者会見で受賞者が発表される。
全米脚本家組合は組合員がアカデミー賞授賞式の台本を書くことを禁止しているが、ストライキの対象でもあるテレビ局ABCが生中継する授賞式で、ピケを張るとは公言していない。
デイビス氏は、「脚本家がいなくても授賞式はなんとかなるが、ピケを張られた場合、ゴールデングローブ賞のように俳優らが参加しない可能性があることが問題だ」との見通しを述べた。
アカデミーは米国主導のイラク戦争が始まった2003年に、授賞式のわずか4日前に開催の決断を下したことがある。「開催予定日の数日前まで、事態を見守って決断することも可能だ」とデイビス氏は指摘する。
業界の専門家によると、全米脚本家組合がアカデミー賞授賞式会場にピケを張った場合、ゴールデングローブ賞の時のように映画俳優協会が俳優らに不参加を勧めるかどうかに開催がかかっているという。
全米脚本家組合と相対している全米映画テレビ制作者同盟(Alliance of Motion Picture and Television Producers、AMPTP)は、脚本家らが授賞式をターゲットにしていることを、1980年代の冷戦時代に起こった五輪のボイコットに例えて、こう述べている。「エンターテイメント業界で一生懸命働き、人生でたった一度きりかもしれないノミネートを果たせたのに、組合のストライキのせいで、華やかな授賞式に参加することができない。それはまるで、金メダルを取るためにひたすら練習したのに、国家のボイコットのせいでその夢が断たれたアスリートのようだ」
一方、デイビス氏は、アカデミー賞に対する脚本家らの意図をくみ取るのに必死だ。「毎日分析しているが、脚本家たちの動機がわからない。我々はゴールデングローブ賞とは別組織だ。メンバーのほとんどが業界の様々な組合に属していて、脚本家らと同様に、1年に1度の授賞式で脚光を浴びる。このことがストライキに関係しているのだろうか。彼らが怒っているのは我々にではない。授賞式を放映するテレビ局のはずだ」。(c)AFP