【7月24日 ActiPress】映画『Genius Party<ジーニアス・パーティー>』で声優に初挑戦をした俳優・柳楽優弥(Yuya Yagira)が23日、東京・六本木と銀座で行われた、主演映画『包帯クラブ』(9月15日公開)の完成披露会見と試写会の舞台挨拶に参加した。

■柳楽「映画を見て、癒されて」

 今作品は作家・天童荒太(Arata Tendo)のベストセラー小説を映画化したもの。会見には共演の石原さとみ(Satomi Ishihara)、田中圭(Kei Tanaka)、関めぐみ(Megumi Seki)らのほか堤幸彦(Yukihiko Tsutsumi)監督と原作者の天童も姿を見せた。

 柳楽は映画の見所について、「この映画を見て、心の傷を癒されてください」と述べた。石原は「この映画を多くの人に見てもらいたい」と包帯で作ったコサージュを胸につけて語った。

■撮影前に出演者が高崎で合宿

 夜から開かれた試写会での舞台挨拶では、堤監督が「撮影前に高崎で合宿をした」と述べて、改めて出演者とのチームワークの良さを明かした。また出演者がそれぞれ劇中のお気に入りのシーンを語った。柳楽は「みんながまとまり始めるシーン好き」と満足顔。石原は「(自らが演じる)ワラの成長が見られる、母親とのシーンが好き」、関は「完成した映像がきれいで、この作品に出演できて良かった」と力強い目線で語った。

■ストーリーは悩める若者たちの青春群像

 インターネットサイトに投稿された「傷ついた出来事」に対し、その傷ついた場所に包帯を巻きに行き、その“手当てをした風景”をデジタルカメラで撮影し、投稿者に送る、ストーリーはそんな「包帯クラブ」の活動を描いている。「クラブの行為は偽善だ」という告発がサイト上に書き込まれる。街でもクラブの行為が問題視され警察沙汰に発展、サイトは閉鎖に追い込まれる。クラブはこのまま終わってしまうのか?映画はそんな悩める若者たちの青春群像を共感を込めて描いている。


<包帯クラブ公式HP>
<スターダストポータル>
<柳楽優弥プロフィール>
<関めぐみプロフィール>