【7月17日 AFP】映画『ハリー・ポッター(Harry Potter)』シリーズ最新作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(Harry Potter and the Order of the Phoenix)』が、先週末の北米興行成績でトップに立った。

 興行成績調査会社Exhibitor Relationsによると、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の先週末の興行収入は7710万ドル(約94億円)。この数字は、夏公開の大作という意味では記録を大幅に下回るが、同作品は11日に公開されてから15日までの5日間に、北米で1億3970万ドル(約170億円)という見事な成績を記録。16日の報道によると、同期間に北米以外の国・地域で1億9000万ドル(約231億円)という数字をたたきだし、世界全体の興行収入の合計は3億3000万ドル(約402億円)に達している。

 21日に発売が予定されている同シリーズの小説版最終作が大規模な宣伝効果を上げ、このように極めて高い興行収入となったと専門家はみている。

 Exhibitor Relationsによると、そのほかの作品興行成績は以下の通り。

 スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督が制作総指揮の注目作『トランスフォーマー(Transformers)』は3700万ドル(約45億円)で2位に。1800万ドル(約21億9000万円)で3位となったのは『レミーのおいしいレストラン(Ratatouille)』。4位には、1130万ドル(約13億7000万円)で『ダイ・ハード4.0(Die Hard 4.0)』が滑り込んだ。

 ロビン・ウィリアムズ(Robin Williams)が牧師を演じた『License to Wed』は730万ドル(約8億9000万円)で5位。ジョン・キューザック(John Cusack)主演のスリラー『1408』は、490万ドル(約6億円)で6位。  スティーヴ・カレル(Steve Carell)が現代版ノア(Noah)を演じるコメディー『Evan Almighty』は、489万ドル(約5億9000万円)で7位に終わり、ロマンチックコメディー『Knocked Up』は、370万ドル(約4億5000万円)で8位だった。

 マイケル・ムーア(Michael Moore)監督が、米国の医療制度を批判した『シッコ(Sicko)』は、260万ドル(約3億1000万円)で9位。ジョージ・クルーニー(George Clooney)やブラッド・ピット(Brad Pitt)ら豪華スターが共演する『オーシャンズ13(Ocean’s Thirteen)』が200万ドル(約2億4000万円)を記録し10位に入った。同作品のこれまでの興行収入の合計は1億1200万ドル(約136億円)に達する。

 『ファンタスティック・フォー:銀河の危機(Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer)』は、160万ドル(約1億9000万円)で11位。スリラー作品『キャプティビティ(Captivity)』が、140万ドル(約1億7000万円)で12位に入った。(c)AFP