【4月19日 senken h】全国セレクトショップのバイヤーからのアンケートを元に今、日本でもっとも輝くブランドを決める「senken h セレクトショップアワード」。今回は2012~13年(12年春夏・12~13年秋冬)のブランド・オブ・ザ・イヤーを発表。バイヤー約100人に今、時代をリードするデザイナーや店頭でブレーク中の人気ブランドをアンケート。時代を象徴するファッションブランドは――。vol.2はメンズ。

■デザイナー
・インポート
1位 サンローラン(SAINT LAURENT
2位 アクネ(ACNE
トレンドをリードするもっともクリエイティブなデザイナーブランドでは、エディ・スリマンによる新生「サンローラン」がレディスの2位に続きメンズではトップ。次いではスウェーデン「アクネ」が急上昇。

・ドメスティック
1位 カラー(kolor
2位 サカイ(sacai
日本人デザイナーで、「カラー」がトップ。リラックス感と上質な大人のデザインで変わらない人気をキープし続ける。2位にはメンズでも「サカイ」がバイヤーからの評価をしっかり集めた。

■ベストセールスブランド
1位 アクネ
2位 カナダグース
今シーズン、セレクトショップの店頭でもっとも売れたブランドを決めるベストセールス部門のメンズでは、デザイナーブランド部門に続きスウェーデン「アクネ」がランクイン。ハイファッションとリアルクローズの間を行くバランス感でブレークが続く。2位は12~13年秋冬にビッグヒットを飛ばしたカナダのダウンジャケットブランド「カナダグース」。

■アイテム部門
・トップス
1位 カナダグース
2位 モンクレール(MONCLER
アイテム別人気ブランドのアウター部門トップはベストセールスに続き「カナダグース」。カジュアルにもドレスルックにも合わせられるデザインでメンズ市場で大ブームをおこす。2位はプレミアムダウンジャケットの元祖「モンクレール」。

・ボトム
1位 AG
2位 クロ(KURO
ボトム部門では、トップに「AG」。デニム人気が落ち着いた間も売れ続けたと評価されるプレミアムジーンズの代表格。昨年後半からデニムブーム再燃の兆しもリード。2位は世界でも注目を集める岡山発のデニムブランド「クロ」。

・シューズ
1位 ニューバランス(NEW BALANCE
2位 オールデン(ALDEN
 もっとも売れたメンズシューズは「ニューバランス」。もはや語る必要のない定番ブランドながら昨年はとくに大ブレーク。トラッドなデザインなのに抜群の履き心地で、ストリートから大人のジャケットスタイルまでカバーして脚光を集める。2位には、これもセレクトショップ市場になくてはならないアメリカントラッドシューズ「オールデン」。

・バッグ
1位 ダニエル&ボブ(DANIEL&BOB
2位 アニアリ(aniary
バッグでは、イタリア「ダニエル&ボブ」がしっかり人気をキープ。バメンズのレザーバッグ人気を作ってきたイタリアンファクトリーブランドが変わらず実力を発揮した。2位にはそれを追いかける日本のレザーバッグブランド「アニアリ」。

・アクセサリー・ジュエリー
1位 チャン ルー(CHAN LUU
アクセサリーはレディスに続き「チャン ルー」が今回もダントツのトップ。メンズ・レディスともに、セレクトショップアワードスタート以来、トップの座を保ち続ける大人気ブランド。ブレスレットでブームを起こしながら、常に新しいデザインにチャレンジして新鮮さを失わないのがすごいところ。

・ファッショングッズ
1位 ケンジイケダ(KENJI IKEDA
2位 ファリエロ・サルティ(Faliero Sarti
メンズのファッショングッズ部門では、レディスで人気のレゼーグッズブランド「ケンジイケダ」が躍進。レザーにファンシーさをもたらすケンジイケダのクリエイションはメンズバイヤーの心もつかむ。2位はレディスと同じく「ファリエロ・サルティ」毎シーズン安定したコレクションは見事。

■新人賞
1位 ティム コペンズ(TIM COPPENS
次のスターを探す新人賞には、ベルギー出身デザイナーブランド「ティム コペンズ」が登場。「ラルフローレン」のスポーツラインRLXディレクターなどを務めたティム・コペンズが作るメンズウエア。シンプルさと機能美を追求したデザインは日本人にもなじみやすく、躍進の予感。

■傑作ブランド
1位 モンクレール(MONCLER
シーズントレンドを超えて名品として脚光を浴びたブランドを決める傑作部門では、「モンクレール」が受賞。もはや説明の必要のないダウンウエアブランドは、気候もブームも超えてオールシーズン売れ続けるマスターピース。毎年完売が相次ぐとの評価が集まるスーパーブランド。(c)senken h