【11月13日 senken h】注目のトピックスにクローズアップ。今年、日本に上陸した話題の海外ブランドやこれからお薦めしたい新進ドメスティックブランド、すてきなイベントなどを要チェック。 ■クリエーターとの出会いの場/EASE「クリエイターズ・マーケット」  ファッションクリエーターたちに直に出会える、そんなイベントが11月23日にスタートする。ファッション業界ではおなじみの空間演出グループ・EASE(イーズ)が、目黒スタジオを開放して開く1日限定の「クリエイターズ・マーケット」だ。  参加するのは、スタイリストやアパレルデザイナー、ヘア&メーク、フォトグラファーなど全20組(予定)。イーズはファッションブランドの撮影スタジオ提供やインテリアコーディネートなどを行う専門集団で、1カ月で最大1600件もの撮影に関わる。そんな中で出会ってきたクリエーターとのネットワークを世に発信しようと、このイベントを始める。  各クリエーターが自分の作品や過去の仕事で使った私物などを放出。自ら接客、来場者に販売する。 ■色で遊ぶカジュアルジュエリー/ヤカ(yaca) 色で遊ぶ大人のジュエリー--そんなコンセプトのドメスティックブランドが生まれた。デザイナー青木貴子さんが作る「ヤカ」。カラーダイヤを、どんな気分と日常にもフィットさせる。  天然のカラーダイヤはダイヤモンドの中でも採取が難しく、希少で高価な素材。ヤカの扱うのは、良質なナチュラルダイヤに特殊な加工を施し、天然のカラーダイヤのような色バリエーションを実現した、いわば新しいカラーダイヤモンド。レアな存在であったカラーダイヤをリアルな価格で提供する。 ハートやリボンなどのスイートなものから、ネコや星、数字といったユニークなものまで、女性の毎日の気分を上げてくれるモチーフのネックレスやリング。ステディーな存在とジュエリーにと、価格は2万円台から。  10月25日には阪急うめだ本店1階に初のショップもオープン。本物を知る女性が遊び心を表現できる、新感覚のジュエリーブランドだ。 ■学生によるニット産地とのコラボレーション企画/三越銀座店×『senken h』  三越銀座店では10月17~21日、日本の次世代クリエーターの育成をめざし、ファッションスクールの学生が作った国産ニットウエアを展示するイベントを開催した。  日本の有力ニットファクトリーと学生のコラボ。「島精機製作所×エスモードジャポン」「菅野繊維・エルマーノ・大河内メリヤス×杉野服飾大学・ドレスメーカー学院」「佐藤繊維×文化服装学院」「第一ニットマーケティング×新潟国際トータルファッション」の計4組による12体が展示された。  『アッシュ』では、「イッセイ ミヤケ」前クリエイティブディレクターの藤原大さん、ファッションディレクターの萩原輝美さん、伊勢丹の中川一バイヤー、繊研新聞の青木規子記者の4人を審査員に迎えて意見をヒアリング。  審査員の評価が最も高かったのは文化服装学院の手島響子さんだった。今回の課題であったテーマ「ギンザ・リアル・モード」の通り、銀座らしい上質感とリアリティーを持ち、トータルコーディネートですきのない展示を見せた。次のファッショントレンドを作る次世代デザイナーへの成長を期待。(c)senken h