【11月12日 senken h】ファッション業界の話題のニュースの中から、注目のトピックスをクローズアップ。今年、日本に上陸した話題の海外ブランドやこれからお薦めしたい新進ドメスティックブランド、すてきなイベントなどを要チェック。

■古き良きアメリカンデザインをポップに/ウィル レザー グッズ
 今秋から日本に本格上陸した米国ブランド「ウィル レザー グッズ」。アメリカンビンテージに、ちょっと可愛い遊び心を加えたデザインが魅力のブランドだ。
 今も米国オレゴンに自社ファクトリーを持ち、メードインUSAのレザーグッズを作り続ける。定番モデルはブランドロゴをプリントしたワックスコットンのキャンバスに、ベルトにも使う牛革のストラップのトートバッグ。マニッシュな素材なのに、1枚仕立てとモダンな形でユニセックスなデザインで、米国のセレクトショップやセレブに広がっている。13年春夏は、メキシコに今も残るマヤ系先住民の職人たちによる手織り生地の新作をリリース。リバーシブル仕様で裏返すと持ち手とロゴの色が同じになる。バンダナとキャンバストートのセットモデルもある。
 男女でシェアできそうなアメリカンヘビーデューティーバッグ。そんな個性を持ったブランドだ。


■靴のカリスマが作るデイリーなハイブランド/ヴィンス・カムート
 同じく米国から今年、日本初上陸した要注目のブランドが「ヴィンス・カムート」。アメリカではシューズのカリスマとも言える、ヴィンス・カムート氏が初めて自らの名を冠した靴ブランドだ。
 ハイエンドなインポート靴を、デイリーに履きたい――そんな気持ちに応えてくれる。米国を代表するグローバルブランドのシューズをたくさん手がけてきたカムート氏が、これまでのキャリアで培ったデザインとノウハウを生かし、一番良い素材と今のトレンドで、もっともリーズナブルに作ることに長けている。
 リアルレザーのシューズが1万円台、秋冬のブーツでも3万円台。女性のあらゆるライフシーンに応えられるように、お仕事にもパーティーにも、カジュアルにも頼りになるデザインや色のバリエーションも多彩。ニューヨークで人気だった直営店が今春は渋谷ヒカリエにもオープン。ここに行けばきっと、ずっと使える1足が見つかるはず。(c)senken h