【6月19日 buyMeDesigne】子どもの頃にレゴ(LEGO)で遊び、何時間もかけてドリームハウスを創り上げた人が大喜びするような計画が進行中だ。建築グループのBjarke Ingels Groupが手がけるプロジェクトにより2016年、デンマーク・ビルン(Billund)に“レゴハウス”が完成する。

 レゴ発祥の地に建設される“レゴ体感施設”は、敷地面積7600平方メートル、高さ30メートルという規模で、あのアイコニックなブロックで作られたような仕上がりになる予定だ。施設にはカフェや限定ショップ、屋上庭園とパブリックスペースが併設され、遊んで学ぶ楽しさやクリエイティビティなど、レゴの精神を取り入れた空間になる。

 レゴ社は1934年にオーレ・キアク・クリスチャンセン(Ole Kirk Christiansen)によって設立。ビルンには既にレゴの本社、工場、1968年にオープンしたオリジナルテーマパーク「レゴランド」もある。今回のレゴハウスオープンにより、ビルンは近い将来“子どもにとっての聖地”になる可能性があり、観光者は年間25万人ほど増加する見通しだ。

 創業者オーレの孫であり、レゴ社の現社長であるケル・キアク・クリスチャンセン(Kjeld Kirk Kristiansen)は、「私たちはレゴで遊ぶことで革新的な考えが育まれると信じています。レゴハウスは、レゴがいかに子どもたちの創作意欲を刺激しているかを具体化する場になるでしょう」と語った。

 レゴハウスの建設は今年始まり、2016年に完了する予定だ。(c)buyMeDesign

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