【4月23日 MODE PRESS WATCH】現代アーティストの村上隆(Takashi Murakami)が初めてメガホンを取った映画『めめめのくらげ』がいよいよ26日から公開する。

 これまで、ヴェルサイユ宮殿やカタールAl-Riwaqエキシビションホールでの個展、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)や六本木ヒルズ、ヒップホップアーティストのカニエ・ウェスト(Kanye West)、J-popの旗手ゆずとのコラボレーションなど、刺激的かつ挑発的な活動で、常に時代のさきをはしりつづけ、世界中に歓喜の嵐を巻き起こしてきた村上が、実写とCGで描きだすのは、少年と不思議な生き物「くらげ坊」。彼らの出会いからストーリーははじまる。

 構想10年にもおよぶ、渾身の一作『めめめのくらげ』は、当初はフルCGアニメーション作品を企画していたが、東日本大震災後の日本を描くという情熱に突き動かされ、実写+CGの融合を実現した。CGだけで900カット強の編集に1年以上をかけて創りだしたのは、誰もが子どもの頃に見ていた心弾む“夢”を具現化した。

 初めての監督業にもかかわらず、そのインスピレーションと創造力はとどまるところを知らず、第1作公開を前に、既に『めめめのくらげ2』の製作もスタートした。今までの日本映画では為し得なかったスケールで描く、SFファンタジーエンターテインメントシリーズが誕生する。4月26日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズ他 全国順次ロードショー。(c)MODE PRESS

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公式サイト:めめめのくらげ