【4月23日 MODE PRESS WATCH】世界中が注目するなか26日から公開する村上隆初監督作品『めめめのくらげ』。記念すべき村上作品第1弾は、父を失くした少年・正志と、不思議な生き物“くらげ坊”が繰り広げる友情の物語。さまざまな人々を巻き込みながらも、絆を強めていく二人。そして次々と巻き起こる事件・・・・。

■気になるストーリーは・・・・

 引っ越しを終えて、笑顔で母親と夕食を囲む、小学生の正志。けれども本当は、父を失くした寂しさと、新しい学校への不安でいっぱいだ。正志は新居に何ものかの気配を感じる。突然姿を現したそれは、くらげのような不思議な生き物だった。正志は、どこか愛らしいその生き物に“くらげ坊”と名付け、心を通わせていく。リュックにくらげ坊を隠して登校した正志は、驚きの光景を目にする。生徒たち全員が、それぞれの不思議な生き物=ふれんどを連れていたのだ。放課後になると男子生徒たちはふれんどを操縦し、対戦を繰り広げる。正志も攻撃されるが、同じクラスの咲が強大なふれんどで助けてくれる。だが、ふれんどには秘密があった。謎を解く鍵は、正志の叔父が勤める研究所に隠されてい------。

■注目のキャスト

 主人公の正志とヒロインの咲を演じるのは、子役の実力派として注目されている、末岡拓人と浅見姫香。何十人ものオーディションから、混沌とした今の日本で、弱さや脆さを抱えながらも成長していく子どもたちを体現する存在として選ばれた。地球規模の壮大な野望を秘めた研究所のトップに君臨する4人組のメンバーには、窪田正孝、染谷将太ら若手演技派が扮する。また、物語の重要人物で、正志が慕う叔父の直人に斎藤工、正志の母に鶴田真由、父に津田寛治、咲の母に黒沢あすかと、日本映画界を担う個性派が顔を揃えた。

■豪華なクリエーター陣

 製作は、劇場映画初監督作『東京残酷警察』が、5つの国際映画祭で金賞や観客賞を受賞した西村善廣。主題歌は、クリエイターkzのソロプロジェクトlivetune の伝説的な名曲「Last Night, Good Night」。歌うのは、海外でも話題を巻き起こし、ヴァーチャルアイドルとして不動の人気を得ているボーカロイド初音ミク。村上隆自らがオファーしてコラボレーションが実現、初の映画主題歌となった。空に舞い上がるような透明感あふれる歌声と切ない歌詞が、子どもたちとふれんどの友情の行方を描くクライマックスを盛り上げる。村上隆が構築した独自の〈美と世界観〉を体験すると共に、今この時代を生き抜くためのピュアで強い心を取り戻させてくれる感動作が誕生した。4月26日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズ他 全国順次ロードショー。(c)MODE PRESS

<インフォメーション>
公式サイト:めめめのくらげ