【5月24日 MODE PRESS】全日空(All Nippon AirwaysANA)が、人気パティスリー「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)」とコラボレーションし、機内デザートの提供をスタートする。6月1日からANA国際線ファーストクラスでサービスを開始し、9月以降にはビジネスクラスで月替わりのデザート提供を予定している。これに先駆け23日、都内でピエール・エルメ(Pierre Hermé)氏を招いた記念レセプションが開催された。

■空の上の最高のデザート

 今回のコラボは、ANAにとって初の海外シェフやパティシエとの取り組みであり、エルメ氏にとっても初の試みとなる。誕生したデザートは3種類で、甘酸っぱいベリーのコンポートにクリームチーズのアイスがのった目にも鮮やかな一皿、抹茶やマロンのクリームにパッションフルーツのゼリーがアクセントになった一皿、ケーキからアイスまで濃厚なチョコレート尽くしの温かい一皿というラインナップ。どれも、意外な食感や素材の組み合わせで、“オート・パティスリー(=高級菓子)”という考えのもと独創的なスイーツを作り続けるエルメ氏らしいデザートだ。

ANA執行役員CS&プロダクト・サービス室の福田哲郎室長は、「パーティスリー界のトップであるエルメ氏とのコラボレーションで誕生した、他のエアラインでは真似できない空の上の最高のデザートをお楽しみいただけます。これをきっかけに、日本のみならず海外の方々にもアピールしていきたい」と意気込みを語った。

■機内デザートは夢でした!

 今回のコラボについてエルメ氏は「実は、機内スイーツを手がけるのは昔からの夢でした。これまで飛行機であまりおいしいものに出会ったことがなかったので、自分で作りたいと思っていました」とコメント。完成したデザートについては「いつものように創作しましたが、機内で作業することを踏まえあまり複雑になりすぎないようしました。チョコレート、レッドフルーツ、クリームの3種類で、2つは常温のもの、1つは温かいデザートです。似たようなものでなくバランスの良い3種類で、お好きなものを楽しんでもらえれば」と語った。

 なお、このデザートは、7月上旬から期間限定でピエール・エルメ・パリ 青山 2階のバー・ショコラでも展開する。ファーストクラスと同じ味を楽しめる貴重な機会なのでお見逃しなく。(c)MODE PRESS

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