【8月15日 MODE PRESS】スーパーモデルのイマン(Iman)が、ファッションショーで黒人モデルの採用を拒否するデザイナーたちに立ち向かうよう、メディアを通して呼びかけている。

 彼女は「公民権運動が起きた60年代のように、時代は強硬路線が必要なときだと感じています。もしショーに黒人モデルを使わないなら、ボイコットをすると言っても良いと思います」 「信じてください。もしソーシャルメディアを通じてあなたたちが訴えれば、デザイナーたちを動かすことができるでしょう。そうやって発信していけば、デザイナーたちも騒動が起こっていることを感じるはずです」と話した。

 デヴィッド・ボウイ(David Bowie)と結婚し、モデルからビジネスウーマンへと転身したイマンだが、ファッション業界のパワーダウンが目立つ昨今、ショーのキャスティングで露呈する人種差別に恐れを抱いているという。

 彼女は米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に「とんでもなく間違っていることが起こっているのです。大統領も、ファーストレディだって黒人なのに!」と語った。「時代が変わったと思うかもしれませんね。でもやっぱりそうではないと気づくはずです。実際は、変わるどころか逆行していると感じています」

 同紙の統計によると、今年2月に行われたニューヨーク・ファッション・ウィーク(New York Fashion Week)に登場した黒人モデルの数は、2012年の8.2%から6%に減少していた。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS