【6月4日 MODE PRESS WATCH】イタリアの高級時計ブランド「オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI)」が東京・六本木ヒルズで6月7日から12日まで、ブランドの歴史とテクノロジーを紹介する「オフィチーネ パネライ - トリビュート トゥ ガリレオ : ルネッサンスの天才科学者に捧ぐ」展を開催する。

■オフィチーネ パネライとは?  

 パネライは、1860年にイタリア・フィレンツェで設立され、長年にわたりイタリア海軍の特殊潜水部隊用の特別なタイムピースを手がけたてきたブランド。当時製造されたウォッチは軍事機密扱いとされてきたが、1997年に国際市場での展開がスタートした。現在では、スイス・ヌーシャテルで時計とムーブメントの設計・製造を行い、“イタリアのデザインとスイスの高い技術力”が融合したウォッチを生み出している。

■ガリレオへのオマージュ    

 今回の特別展では、パネライが天文学の父と称される科学者ガリレオ・ガリレイ(Galileo Galilei)へのオマージュとして造られた天文時計「パネライ ジュピテリウム」を日本で初めて公開する。ガリレオとパネライは、ともにフィレンツェをルーツとする存在であり、ガリレオが発見した振り子の等時性は近代時計技術の誕生のきっかけになったという縁の深い関係だ。世界に3台しかないこの天文時計は、1610年にガリレオが観測した時と同じように地球から見た太陽、月、木星とその衛星の位置を示している。

 会場ではそのほか、パネライの現代的な時計の代表として、今年1月の国際高級宝飾時計展(SIHH)で発表されたニューモデルも展示される。

【詳細情報】 会場: ヒルズカフェ/スペース(東京都港区六本木6-10-1 ヒルサイド2F) 開催期間: 2013年6月7日(金)~12日(水) 開館時間: 11:00~21:00 (7日(金)は11:00~16:00) 入場無料 (c)MODE PRESS