【5月23日 MODE PRESS】第66回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で21日、故エリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor)の主演作『クレオパトラ(Cleopatra)』の50周年記念上映会が行なわれ、女優のジェシカ・チャステイン(Jessica Chastain)がかつてテイラーが所有していたジュエリーをまとって登場した。

 この日ジェシカが着用したジュエリーは、同映画での共演をきっかけにエリザベスと結婚した俳優リチャード・バートン(Richard Burton)が、彼女の40歳の誕生日に贈ったもの。65カラットのサファイヤをダイヤモンドが囲むゴージャスな「ブルガリ(BVLGARI)」のネックレスで、リチャードは1964年にブローチとセットでプレゼントしていた。

 「ブルガリ」がこれほど貴重なアクセサリーをスターに貸すのは稀なこと。今回ジェシカは、オフホワイトの「ヴェルサーチ(Versace)」のロングドレスにネックレスをあわせたエレガントな姿で往年の女優にトリビュートを捧げた。

 エリザベスの旧友はジュエリーが着用されたことを彼女も喜んでいるだろうと話し、「エリザベスはジュエリーをもったいぶる人ではありませんでした。信用する友人たちのためにジュエリーを選び、貸してあげることもよくありましたよ」とコメントした。

 今回「ブルガリ」は「20世紀フォックス(20th Century Fox)」と協力し、映画『クレオパトラ』の50周年を記念して「エリザベス・テイラーHIV/AIDS基金(Elizabeth Taylor Aids Foundation)」に寄付を行ったほか、アフターパーティを開催した。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS