【5月10日 MODE PRESS】デザイナーのリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)が、6日に開催されたコスチューム・インスティチュート・ガラ(Costume Institute Gala)を振り返り、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)とマドンナ(Madonna)について語った。

 「ジバンシィ(Givenchy)」を手がけるティッシは今回、現在妊娠中のソーシャライト、キム・カーダシアンのために花柄のドレスをデザインした。これについて「キムはとても仲の良い友人です。彼女がメット・ガラに初めて参加できたことをとても嬉しく思います。また、彼女は私の大切な友人、カニエ(Kanye West)の未来の妻となる人。もうすぐ子どもも生まれて、家族としてより絆ができるでしょう。今回キムは、僕の作品を賞賛してくれた上で、すべてをまかせると言ってくれました」とティッシ。

 これまでにも多くの妊婦のドレスを手がけたことがあるという彼は「人それぞれだと思いますが、私は妊娠を世界で最も美しいことだと思っています」とコメント。「そして、人は何かお祝いするときには花を贈るものです。キムはフローラルなドレスを着てとても輝いていました。私がドレスを手がけた中で一番美しい妊婦でした」と絶賛した。

 ほかにも歌手のビヨンセ(Beyonce)やマドンナ、女優のルーニー・マーラ(Rooney Mara)らのドレスも今回のためにデザインしたティッシ。展覧会「PUNK: Chaos to Couture」のテーマにあわせて作ったアンサンブルを着用したマドンナは、とりわけ思い入れがあるようだ。「私にとってマドンナは最高のパンクの女王でしたね。一緒にレッドカーペットを歩き、二人でインタビューにも答えました」。

 デザインについては「きちんと座ってやりたいことを話し合い、共同で作りました。私は、ドレスを手にとり『これはきっとマドンナに似合うでしょう』と言って渡すような適当なことはしたくありません。ただドレスを送って着せるだけではなく、それぞれのセレブの美しさや才能に合ったものを着てもらうように心がけています」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS