【5月9日 MODE PRESS】米ニューヨークのパーソンズ美術大学ファッション科(Parsons The New School for Design)で開催を予定していたジョン・ガリアーノ(John Galliano)のワークショップが中止された。

 ガリアーノはパーソンズで「Show Me Emotion(感情を表現せよ)」という3日間のワークショップを実施する予定だったが、同校の学生たちに中止を伝える内容のメールが送れてきたという。そのメールには「ガリアーノ氏を講師に招くにあたり、(ワークショップとは別に)より規模の大きいフォーラムを開き、彼のキャリアについても率直に語っていただくつもりでした。しかし残念ながら、そのフォーラムの詳細についてガリアーノ氏の了承が得られず、同プログラムは実施されないことになりました」と書かれているという。
 
 ガリアーノのワークショップは以前、「生徒たちが天才的デザイナーのガリアーノ氏から学び、21世紀にブランドを率いる難しさについて率直に議論を交わせるダイナミックな機会」とされていたが、反ユダヤ主義発言をしたガリアーノを雇うことに反対する署名活動が始まった直後の、中止発表となった。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS