【5月9日 MODE PRESS】写真家のマリオ・テスティーノ(Mario Testino)は、時代やクライアントのリクエストに柔軟に応えることで、長い間成功できていると考えているようだ。

 モデルのケイト・モス(Kate Moss)から英国王室まで幅広い層の顧客を抱えるマリオは「さまざまな出版物にあわせられるように、自分の領域を広げてきました」とコメント。その仕事ぶりをポップ界のクイーンに例え「私は写真界のマドンナ(Madonna)です」と語る。

 ペルー出身のマリオは、渡英した当初はロンドンで「非常に貧しい」生活を送っていた。しかし、魅力的なスナップ写真を撮ることに情熱を持ち、すぐに自分は写真で道を切り開いていくと悟った。「一年には365日あります。私はその一日一日をワクワクして過ごしたいのです」とマリオ。

 ダイアナ元妃(Princess Diana)のポートレートやウィリアム王子(Prince William)とキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)の公式婚約写真を撮影し、英国王室と良い関係にある。これについては「全く新しい写真の分野で、私のキャリアにおける素晴らしいギフト」だと語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS