【3月12日 MODE PRESS WATCH】「クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)」がシューズのオーダーメイドサービスをスタートした。パリ、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスにあるメンズブティック4店舗でサービスを展開している。

 これまで靴のデザインとして取り入れていた“刺繍”を数年かけて進化させた同サービスは、ブティック内に設けられた「タトゥー パーラー」という特別なスペースで、シューズのモデルや素材、カラーを選び、好きな刺繍をオーダーできる。

「元々、このアイデアは友人へのプレゼントから生まれました。彼が入れているタトゥーをシューズにデザインしたのです。タトゥーは、その人の人生の一部であり、鎧や紋章のようです」とルブタンが語るように、からだの一部であるタトゥーをそのまま依頼できるのが大きな特徴だ。タトゥー以外にも、要望に合わせてルブタンがデザインする刺繍もオーダーできる。

 サービスはメンズブティックのみで展開するが、ウィメンズシューズでのオーダーも可能。メンズシューズはスニーカーやローファーなど数種類のモデルから、ウィメンズはフラットシューズやスニーカーのほか、アンクルブーツやハイヒールなど4モデルから好きなデザインを選び、素材、カラーをチョイス。さらに刺繍も、ブラック&シルバー、カラー、カラー&ビーズという3種類の技法から選び、まさにオンリーワンのシューズが作れる。

 オーダーを受けたシューズはパリのスタジオ、職人のいるイタリアやインドを経て、3か月ほどで手元に届く。価格は1060ドル~4000ドル(約9万9000円~37万5000円)。クリスチャン ルブタンのファンはもちろん、クラシックなオーダーメイドでは物足りないという人にはぴったりだ。(c)MODE PRESS