【1月25日 MODE PRESS】デザイナーのドナテラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace)は、ヴェルサーチ・ミュージアムを開くつもりはないようだ。

 「過去の作品は全てアーカイブとして保存してあります。私はミュージアムも好きですが、デザインした服は実際に着てもらえる方が嬉しいです。1年以上前、オートクチュールを再ローンチした際、私は“売ること”よりも我々のDNAに改めてフォーカスすることが重要だと考えました」とドナテラ。さらに「レッド・カーペットやミュージアムとは関係ありません。アトリエでフルタイムで働く40人ほどの職人がいて、試行錯誤を重ね、技術を存続させているということが重要」だと語る。

 ドナテラは20日、パリで13年春夏オートクチュール・コレクションを発表。ミラーやパイソン、クリスタルが散りばめられた制作時間500時間のミンクのコートを発表して注目を集めた。ドナテッラは、セレブがこれにインスパイアされて華やかなファッションになればと願う心を明かし、「レッド・カーペットのドレスは無難で少しつまらないですね。私は、クラシック(classic)なドレスではなく上品(classy)なドレスが好みです」とコメントした。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS