【12月14日 MODE PRESS】一般社団法人 日本ファッション・エディターズ・クラブ(Fashion Editors' Club of Japan)主催「第54回FECJ賞」授賞式が14日、東京・六本木にあるメルセデス・ベンツ・コネクションで開催された。毎年開催されている同賞は、前年に活躍し、ファッション界に影響を与えた人物やブランドに贈られるもの。

■デザイナー・オブ・ザ・イヤーは・・・

 今年、デザイナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは、ナイキ(Nike)とのコラボレーションによりうまれたギャクソウ(GYAKUSOU)コレクションや、ユニクロとコラボレーションした「UU(ユニクロ アンダーカバー)」などを発表し、幅広い意味でファッションを世の中に提案したアンダーカバー(UNDERCOVER)の高橋盾(Jun Takahashi)。セレブリティ・オブ・ザ・イヤーには、伊ファッションブランドの「グッチ(Gucci)」と日本人初となるパトロネージ契約を結んだ女優の武井咲(Emi Takei)。モデル・オブ・ザ・イヤーには、「カルティエ(Cartier)」や「ティファニー(Tiffany & Co.)」をはじめ、国内外の高級ブランドから圧倒的な支持を受けた水原希子(Kiko Mizuhara)。そして新人賞には「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」のデザイナー山懸良和(Yoshikazu Yamagata)が選ばれた。

■特別賞に選ばれた4名は・・・

 また今回特別賞には4名が選ばれた。まず一人目は、昨年東日本大震災後の7月に東北地方の人々が築いてきた文化に焦点をあてた特別企画「東北の底力、心の光。『衣』、三宅一生」を開催するなど、ファッションを通して精力的に東日本復興に心血を注いだファッションデザイナーの三宅一生(Issey Miyake)。2人目は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」とのコラボレーションでセンセーショナルな水玉模様のスタイルを提案した芸術家の草間彌生(Yayoi Kusama)、3人目は昨年ブランド20周年を迎えたファッションデザイナーの芦田多恵(Tae Ashida)。宇宙飛行士の山崎直子さんの宇宙船内服をデザインしたことが高く評価された。4人目は、スタイリストの草分け的存在として長年幅広い活躍をする原由美子(Yumiko Hara)が選ばれた。(c)MODE PRESS