【11月30日 MODE PRESS】ファーストリテイリング(Fast Retailing Group)は、米国を拠点にプレミアム・デニムを中心に展開するコンテンポラリーブランドのJ Brand Holdings,LLC(以下、J Brand Holdings)の過半数持分をStar Avenue Capital,LLC(以下、JB Investors,LP.)と既存経営陣から取得することについて、28日に開催された取締役会において決議し、30日に契約を終結したことを明らかにした。なお本取引において、ファーストリテイリングはJ Brand Holdingsの持分の80.1%を取得し、残りをJ Brand Holdingsの経営陣が保有する。

 今回の持分取得の目的についてファーストリテイリングは(1)アフォーダブルラグジュアリー分野でブランドポートフォリオを拡大すること、(2)プレミアム・デニムの分野で卓越したノウハウを有しているJ Brand Holdingsをグループ企業に持つことで、グループブランドのデニム商品の開発を強化すること、(3)米国におけるファッションの重要拠点であるロサンゼルス発のブランドを獲得することにより、自社のプレゼンスを強化すること、の3つを挙げた。

 J Brand Holdingsは、Jeff Rudes氏を始めとする既存の経営陣が引き続き 経営にあたり、ファーストリテイリンググループとのシナジーを活かし、グループの主力事業のひとつとして、グローバルな事業展開の加速を目指す。(c)MODE PRESS