【11月26日 MODE PRESS】伊フィレンツェで毎シーズン開催されるメンズウェア展示会「第83回ピッティ・イマジネ・ウォモ(Pitti Immagine Uomo)」が13年1月8日から11日まで行われる。今回は、「ケンゾー(KENZO)」や「メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)」をゲストに迎えたファッションショーの開催や、日本人デザイナー相澤陽介(Yosuke Aizawa)がデザインする「ホワイト マウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」のプレゼンテーションをはじめ、連日イベントも多数行われる。

■新たな感性に焦点

 今回は「PITTI BOOKSWEAR MANIA」をテーマに、ファッションを刺激する読書への情熱、そしてファッションが刺激を与える読書の世界を展示会会場やプロジェクトのセッティングなどで表現する。新しい試みとして加わるスポーツウェアのための新セクション「I PLAY」では、従来のスポーツウェアを軸に新境地を開拓する「新たな感性」に焦点を当てていく。

 26日に開かれた記者会見で伊PITTI IMMAGINE社のコミュニケーション&イベント・ディレクター、ラポ・チャンキ(LAPO CIANCHI)氏は「我々の役目は、世界中の若手デザイナーを支えること、そしてその才能をイタリア・フィレンツェで開花させることです。毎シーズン1000ブランドを超える参加者があり、そのうち約40%が海外からの参加です。日本から毎シーズン約900名のバイヤー、約90名のジャーナリストが訪れてくれています。日本のブランドも前シーズン35ブランドの参加がありました。日本のバイヤーは、メンズファッションの方向性を見極める力があり、質の高さは我々にとって1つの指標でもあります」と語った。(c)MODE PRESS