【7月18日 AFP】フランス・パリで4日、「ジャンポール・ゴルチエ(Jean-Paul Gaultier)」が12/13年秋冬オートクチュールコレクションを発表した。  今シーズンは、ゴルチエが審査員を務めた第65回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)出品作『Confession of a Child of the Century』からインスパイアされたコレクション。舞台は19世紀を舞台に、ミュージシャンのピート・ドハーティ(Pete Doherty)が主人公のオクターブを演じている。「ピートは、退廃的でダンディな人物をとても魅力的に演じました。映画をみて、是非、彼のイメージを コ レクションにしたいと思いつきました」とゴルチエは語る。

 ブラックウールやベルベットのキャットスーツには、コンパクトなクロップドジャケットを合わせる。ペールピンクやブルーのフォック スファーボレロも登場した。頭上には、ハットやターバン、1920年代風のフィッシュネットを合わせ、より魅力を引き出した。

 モデルのアンドレイ・ペジック(Andrej Pejic)は、半身がシースルーになったアシンメトリーなディナースーツを披露。ゴールドとブラックのキャットスーツとケープに身を包んだカーリー・ク ロス(Karlie Kloss)が登場すると、場内から歓声が上がった。  ゴルチエは「ダンディーな女性。制圧的だけれど、魅惑的な人物を描きました」とコメント。フィナーレには、白いシルクハットとアイボリーのライディングコートが登場した。

 会場を訪れた歌手/女優のベット・ミドラー(Bette Midler)は「いつも最高だけど、今回は特別に素晴らしかった。特にウエディングドレス。全てがファンタジーのようでした」と賞賛した。(c)AFP/Emma Charlton