【6月29日 MODE PRESS】「ランバン(LANVIN)」のアーティスティック・ディレクターを務めるアルベール・エルバス(Alber Elbaz)が、インターナショナル・ウールマーク賞(International Woolmark Prize):ヨーロッパ部門の審査員に選ばれた。

 インターナショナル・ウールマーク賞は、メリノウールを使う優秀なデザイナーを選出するため1950年代にオーストラリアのウール業界が設立したもので、メリノウールを使ったカプセルコレクションとそのスケッチ画で審査を行なう。1954年には、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)とイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が受賞している。

 今回エルバスは、「ディースクエアード(DSQUARED2)」のディーン・ケイティン(Dean Caten)とダン・ケイティン(Dan Caten)兄弟、ジャイルズ・ディーコン(Giles Deacon)、Style.comの総合監修者ティム・ブランクス(Tim Blanks)、英「ヴォーグ(Vogue)」のアレクサンドラ・シュールマン(Alexandra Shulman)編集長、独「ヴォーグ」のクリスティアーヌ・アルプ(Christiane Arp)編集長らとともに審査員を務める。授賞式は7月12日に開催され、19名の候補者の中からヨーロッパ代表を選出。選ばれた勝者には次のステージに向けて賞金3万2000ポンド(約400万円)が授与される。

 その後、ヨーロッパ、中国、米国、インド、オーストラリアの全5地域の代表によるグローバル選考が行なわれ、翌2013年2月に優勝者が発表される。優勝者には賞金6万4095ポンド(約800万円)以上が進呈される予定だ。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS