【6月13日 AFP】シューズデザイナー、クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)のキャリア20周年を記念し、英ロンドンのデザイン・ミュージアム(Design Museum)で7月9日まで回顧展が開催されている。

 会場には、過去の代表作から最新作まで、20年間にわたりルブタンが手がけてきた華麗な“レッドソール”のシューズが一堂に揃う。グリッターやフェザー、ラッフル、マリー・アントワネット(Marie Antoinette)のウィッグをあしらったハイヒール、モンゴルからインスパイアされたプラットフォームシューズ…。精巧なデザインを堪能できるよう、ヒールの前にルーペを置いたものもある。パリのアトリエを再現したコーナーでは、スケッチや試作品を紹介するなど、様々に工夫が凝らされてい る。

 会見に出席したルブタンは「母親と3人の姉妹という、女性ばかりに囲まれた家族で育ちました。ですから、女性に深い愛情と尊敬を抱きながら成長しました」と語る。

 お得意の「ハイヒール」については「履き心地を考慮していますし、大切だと思っています。ただ、履き心地に捕らわれたデザインというわけではあ りません」とコメント。「ショーガールだった友人は、靴に詰め物をして痛みを和らげていました。しかし、“美しさには痛みがともなう”という考えでは上手くいきません。我慢していたら、いい笑顔にはなれないから。だから、みんなのためにできる限り心地のよいハイヒールを作ろうと思ったのです」と語った。(c)AFP

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