【6月18日 AFP】フランス・パリのミュゼ・ガリエラ(Musee Galliera)で10月7日まで、コム デ ギャルソン(Comme des Garcons)12年春夏コレクションを紹介する展覧会「コム デ ギャルソン、ホワイトドラマ(Comme des Garcons, White Drama)」が開催されている。

 会場には、12年春夏コレクションの33作品を展示。ミュゼ・ガリエラのオリヴィエ・サヤール(Olivier Saillard)館長は、全て白で統一されたショーを見て衝撃をうけ、即座に展覧会の開催を申し出た。「回顧展ではなく、現在のコレクションを全て紹介 するのは、おそらく世界でも初めてのことではないでしょうか」と語る。

 作品はグループごとにわけられ、透明なプラスティックの球体の中に展示されている。直接コレクションに触れることはできないが、あらゆる角度か らじっくりと鑑賞することができる。入り組んだ構造と職人技は、プレタポルテというよりもオートクチュールに近い。

 サヤール館長は「ホワイトドラマでは、誕生、青春、結婚、死という人生の大切な節目が表現されています。詩的で、スピリチュアルで、感動的で す。創立以来40年間、コム デ ギャルソンは素晴らしいコレクションを世に送り出してきました。彼女は現代ファッションに最も欠かせないデザイナーなのです」と語った。(c)AFP

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