【12月28日 MODE PRESS】女優のオルガ・ キュリレンコ(Olga Kurylenko)が貧しかった幼少期から女優として成功するまでを振り返った。

 オルガはウクライナ出身の町ベルジャンスク(Berdyansk)出身。3歳の時に父親が家を出たため女手一人で母から育てられた。その頃の生活について「母と私は貧しくていつもお腹を空かせていました。時には食べ物を買うお金もなかったほどです」とオルガ。「私は一人っ子でしたが、もし兄弟がいたら生きていけなかったと思います。私たちが着る服は母が作ってくれたのですが、自分の服を使ってでも私に温かいものを与えてくれました」

 そんなオルガに転機が訪れたのは14歳のとき。母と一緒にモスクワを訪れたときのことだという。「モデルの仕事をしないかとスカウトされました。1か月後にふたりでミーティングに行き、女性が大勢いる会場で、母がこれが冗談ではないと悟ったのです。そして『人生に一度しかないチャンスだから、背を向けてはいけません』と私に言ったのです」

 その後モデルとして活躍し、2004年に女優に転向。映画『007 慰めの報酬』ではボンドガールに抜擢された。「ボンドガールの声がかかったときは信じられない気持ちでした。映画のプロモーションで故郷に帰り、母に会えたときは一番誇りに思えた瞬間でした」と英紙ザ・サン(The Sun)に語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS