【11月26日 MODE PRESS】2009年から「ヴェルサーチ(VERSACE)」のセカンドライン「ヴェルサス(VERSUS)」を手がけてきたクリストファーケイン(Christopher Kane)がデクリエイティブ・ディレクターを退任することが明らかになった。

 ヴェルサーチ社の発表によると、パートナーシップの終了は双方の合意によるもの。今後「ヴェルサス」はシーズン毎のコレクションをやめ、デジタル分野に一層注力していくという。これについてドナテラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace)は「これはヴェルサスにとってとてもエキサイティングな進展であり、このようなことに従事することができて嬉しく思います。素晴らしい才能を持ち、これまで6シーズンの間、ヴェルサスに貢献してくれたクリストファーに感謝しています。有能な若者と働き、その成長を目の当たりにできることは私の仕事の醍醐味でもあります。彼のブランドの発展を願いつつ、いつでもサポートしていきたいと思っています」とコメント。

 一方のクリストファーは「素晴らしい機会を与え、サポートしてくれたドナテラにとても感謝しています。尊敬する彼女から多くのことを学ぶことができました。一緒に働けたことを嬉しく思います。ヴェルサスの新たな戦略は楽しみですが、私は自分自身のブランドに集中していきたいと思います」とコメント。なおケインは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」を退任したニコラ・ゲスキエール(Nicolas Ghesquière)の後任として名が挙がっているが、その説は否定している。(c)BangShowbiz/MODE PRESS