【10月4日 MODE PRESS】仏PPRグループのフランソワ・アンリ=ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼CEOを夫にもつ、女優のサルマ・ハエック(Salma Hayek)。レッドカーペットで高級ブランドの華やかなドレスを着こなす姿が印象的な彼女は、過去を振り返り「高価な服は家賃代わりにならないし、仕事をくれるわけではない」と語る。

 メキシコ出身のサルマは、ロサンゼルスに移住し、オーディションを受ける日々をおくっていた。「過去に、ここロサンゼルスで無一文になってしまったことがあります。自分が持っている高価なデザイナーブランドの服を見つめながら、『この服で、家賃を払えるわけではない』と考えていたことを覚えています」と振り返る。

 当時、特にシャネル(Chanel)に夢中だったことを例に出し、「よくシャネルを着てオーディションに行っていましたが、役がもらえるわけでも、家賃が稼げるわけでもない。デザイナークローズは役に立たないんだ、と気付きました。仕事がなくて、苦しかったですね」と「スタイリスト(Stylist)」誌にコメントした。

 当時の生活から、高価な服は“生活必需品”でないと知りつつも、やはりデザイナーブランドのドレスにハイヒールを合わせるのが大好きだという。なかでもハイヒール姿にはこだわりがあるようで「たとえどれほど美人であっても、ハイヒールを履いてきちんと歩けないなら意味が無い。足にヒールをつけたニワトリのような姿は、セクシーではありませんからね」と指摘した。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS