【8月16日 MODE PRESS】デンマークのフットウェアブランド「ECCO(エコー)」が7月27日、東京・青山で11年秋冬コレクションの発表会を開催した。今シーズンは、ルーツであるスカンディナビアをインスピレーション源に、森、乗馬、アウトドア、スカンディナビア・ミニマリズムからアイデアを得たアイテムがずらりと並ぶ。

~ECCOの魅力って何ですか?~

 エコー・ジャパンは、前身のアキレス社がライセンス契約をしていた経緯から2009年にジョイントベンチャーをたちあげ、昨年の2010年にエコー・ジャパン単独のスタートを切りました。ジャパン社になって、まだ間もないのですが、エコーブランドの定着がこの1年で一気に加速しています。短期間でブランドの露出度が高くなり、それが市場に受け入れられてきたのを感じています。それは、セールスとマーケティングが両軸で成功していることからも明確です。

 エコーの魅力はなんといっても、履き心地の良さとクオリティー。その2点は以前から常に高く評価していただいていましたが、ジャパン社になってからはデンマークブランドとして、そしてスカンディナビアンテイストであることを鮮明にアピールしています。これまでの“履き心地”や“クオリティー”に加えて、“ファッションテイスト”もプラスオンで組み込むことに成功しています。

 消費者の好みや市場の反応は、時代の変化とともに大きく変わりますがエコーブランドは確実に「今」の時代に適しているのではないでしょうか。価値感の変化によって、用途やシチュエーションにあわせて消費者はいままで以上に賢く物選びをしています。“ブランド”以上にモノ自体への評価の目が厳しくなっている。そんな目の肥えた消費者の方々に支持していただいているのはありがたいことですね。

 メディア出稿の効果もあり、以前の顧客層に加えて、あらたにスタイリッシュな女性ユーザーが確実に増えています。例えるなら、性能も良く燃費も良い「外車」として、一番親しみを持っていただけるインポートブランドとして認知してもらえれば幸いです。【岩田奈那】(c)MODE PRESS

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