【5月20日 AFP】オーストラリアのファッションデザイナーが発表した「ヒンズー教の女神をプリントした水着」に対し、インド国内から反発の声が上がった。

 今回問題になったのは、デザイナーのリサ・バーク(Lisa Burke)が手がけるスイムウェアブランド「リサ・ブルー(Lisa Blue)」が5月上旬にシドニーで発表した作品。水着のボディ部分には、繁栄や豊穣を司るヒンズー教の女神ラクシュミ(Lakshmi)がプリントされて いる。

 その水着を着たモデルがランウェイを歩く様子がインドで報じられたことで、インド国内では、ヒンズー教徒がオーストラリア国旗や、水着の写真を路上で燃やし抗議する騒ぎがあった。

 デザイナーは、即座に生産を中止し、デザインについて謝罪。「この水着を世界中のどの卸売業者や小売店でも販売する予定はありません」「ヒンズー社会に暮らす皆様にお詫び申し上げるとともに、今回の問題を極めて真剣に受け止めていきます」と声明を発表した。(c)AFP

【関連情報】
デザイナーがツイッターで失言、「エジプト騒乱」が「ブランド騒乱」に?
夏服規則にスカートで抗議行動、英12歳少年