「クリスチャン ディオール」ガリアーノ解雇もショーは予定通り
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【3月2日 AFP】仏ラグジュアリーブランド「クリスチャン ディオール(Christian Dior)」は1日、人種差別的な発言を受けデザイナーのジョン・ガリアーノ(John Galliano)氏を解雇したと発表。同日に開幕した11/12年秋冬パリ・コレクションに混乱が広がっている。
■ガリアーノは否定
ガリアーノは先月25日、パリ市内のカフェ「ラ・ペルル(La Perle)」でカップルを反ユダヤ的な発言で侮辱したとして警察に一時身柄を拘束された。さらに28日には、別の人物に対し「ヒトラーが好きだ」と暴言を吐いている動画が英大衆紙「サン(The Sun)」の公式サイトに掲載され、問題になっていた。
パリ警察は1日、カップルに対する侮辱についてガリアーノから事情を聞き、捜査に着手した。ガリアーノ側はこの事実を否定し、名誉毀損で訴えるとしている。
■ショーは開催予定
ディオールのシドニー・トレダノ(Sidney Toledano)社長兼CEOは「ジョン・ガリアーノの発言を強く非難する。クリスチャン ディオールのメゾンが守ってきた本質的価値とはまったく矛盾 している」と非難。ディオール広報担当はAFPに対し、ロダン美術館で4日に予定されているショーは「現在のところ開催予定だ」とコメントした。 ガリアーノは英領ジブラルタル生まれ。1996年に「クリスチャン ディオール」のデザイナーに就任し、独創的なクリエーションでブランドの成長に貢献した。最も影響力をもつ現代を代表するデザイナーのひとりだ。(c)AFP
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