【2月3日 AFP】フランス・パリ市内で26日、「ジャンポール・ゴルチエ(Jean-Paul Gaultier)」が2011年春夏オートクチュールコレクションを発表した。

 ランウェイには、伝統的なオートクチュールの技法と鮮やかなフレンチ・カンカン、ロンドンのパンクスタイルを融合させた躍動感溢れる作品が並んだ。モデルのヘアは、モヒカン・スタイルに統一。デザイナーのアイコンでもあるストライプも多用された。

 ショーのサウンドトラックには、お馴染みのテクノ音楽の代わりに、女優カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)がモデルの順番にあわせて各作品を解説する音声が使用された。「ドヌーヴは、僕にファースト・コレクションを思い出させてくれました。同じ形式で発表しました」とゴルチエ。このアイデアは、フロントロウでドヌーヴと一緒にランウェイを見守っていたスペインの映画監督ペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar)が思いついたものだという。

 「コレクションを“ショー”として発表することが好きですが、今回の方法はよりプロフェッショナルなものです。何が起きているかをより理解するために、服に集中する必要があります」とゴルチエ。ショーを振り返り、「とてもモダンで、シャープで、グラフィカルなものにしたかったのです。非常に優雅で、パリらしい仕上がりになりました」と語った。(c)AFP/Gersende Rambourg and Sarah Shard

【関連情報】
特集:11年春夏パリ・オートクチュールコレクション
ジャンポール・ゴルチエ 10/11年秋冬オートクチュールコレクション
ジャンポール・ゴルチエ、世界初の新コンセプトショップを銀座にオープン
【ジャンポール・ゴルチエ】記事一覧