<11年春夏パリ・オートクチュールコレクション>ルネ・グリュオーへのオマージュ「クリスチャン ディオール」
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【2月1日 AFP】デザイナーのジョン・ガリアーノ(John Galliano)が手がける「クリスチャン ディオール(Christian Dior)」が1月24日、フランス・パリ市内のロダン美術館(Musee Rodin)で2011年春夏オートクチュール・コレクションを発表した。
20世紀に活躍したファッション・イラストレーターのルネ・グリュオー(Rene Gruau)がディオールのためにペンとインクで描き出した女性にオマージュを捧げた今回のコレクション。ガリアーノはリサーチのため、ロンドンのサマセット・ハウス(Somerset House)で昨年末から今年初頭にかけ開催されたグリュオーの展覧会にスタッフを派遣したという。「グリュオーのイラストだけでなく、ムッシュとの友情にもインスパイアされました」とガリアーノ。
オープニングを飾ったのは前シーズンと同じく、モデルのカーリー・クロス(Karlie Kloss)。赤いシルクと黒のチュールを重ねたクラシックなシルエットのコートを披露した。
バックステージでガリアーノはスクラップブックを指しながら「カーリーが着たファーストルックは、ひだに光が当たり、闇がそっと広がる様子を表現しました」と解説する。「鮮やかな赤と7層のチュールで、キアスクーロ技法のような効果を狙ったんです」
さらに「1950年代からインスピレーションを得たけれど、今日発表した作品は、色や素材、ボリュームなどの点でとても現代的なものに仕上がりました。本当にコンテンポラリーでウェアラブルな作品です」と語った。
会場には約800人の招待客が来場。その中のひとり、映画監督のペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar)はイブニングドレスについて「ヒッチコック映画の女性が巨大なプリーツに飲み込まれているかのようですね」とコメントした。(c)AFP/Robert MacPherson
【関連情報】
◆特集:11年春夏パリ・オートクチュールコレクション
◆クリスチャン ディオール 10/11年秋冬オートクチュールコレクション
◆クリスチャン ディオール 10年春夏メンズコレクション
◆【クリスチャン ディオール】記事一覧
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オープニングを飾ったのは前シーズンと同じく、モデルのカーリー・クロス(Karlie Kloss)。赤いシルクと黒のチュールを重ねたクラシックなシルエットのコートを披露した。
バックステージでガリアーノはスクラップブックを指しながら「カーリーが着たファーストルックは、ひだに光が当たり、闇がそっと広がる様子を表現しました」と解説する。「鮮やかな赤と7層のチュールで、キアスクーロ技法のような効果を狙ったんです」
さらに「1950年代からインスピレーションを得たけれど、今日発表した作品は、色や素材、ボリュームなどの点でとても現代的なものに仕上がりました。本当にコンテンポラリーでウェアラブルな作品です」と語った。
会場には約800人の招待客が来場。その中のひとり、映画監督のペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar)はイブニングドレスについて「ヒッチコック映画の女性が巨大なプリーツに飲み込まれているかのようですね」とコメントした。(c)AFP/Robert MacPherson
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