【10月8日 MODE PRESS】創刊50年を区切りに、紙媒体からwebコンテンツへと転換し、再スタートを切った雑誌「ハイファッション」は、1960年の創刊以来、日本初のモード誌として国内外のモードを紹介してきた。ファッションの社会的役割やクリエーションの価値、デザインの意味、ファッションとカルチャーの関係など、ファッションの存在理由と可能性を、未来に向けて問い続けている貴重なメディアでもある。

 そんなファッションの明暗を常に現場で見つめ続けてきた西谷真理子high fashion ONLINEチーフディレクターが、これまでの経験やノウハウを活かし若い世代に向けワークショップ「superschool」を開講する。

 講義には、東京のファッションシーンを代表する個性豊かなデザイナーがゲスト講師として登場。実際の作品やパターン、ショー映像を見ながら公開インタビュー形式でデザインの特徴やブランドの背景について解き明かしていく。

 そして今回、最も重点が置かれるのは「記述」だ。毎回講義の最後には、各デザイナーの仕事が現代の文脈の中でどう位置づけられるのかを文章として記述する時間が設けられる。

記述を通して日本のファッションデザインをカルチャーの一分野として位置づけたいと西谷チーフディレクター。夢と情熱を持った若者たちとの熱いセッションに、是非注目したい。

<ゲスト講師(予定)>
研壁宣男(support surface)、玉井健太郎(Aseedoncloud)、宇津木えり(mercibeaucoup)、スズキタカユキ 、堀内太郎(Taro Horiuchi)、井下田成司+加藤良子(レプラス)、武内昭(パスカルドンキーノ、THEATRE PRODUCTS)、森永邦彦(ANREALAGE)、堀畑 裕之+関口真希子(まとふ)ら。

 ファッションに興味がある人ならだれでも受講可能。エディターを目指す人や、ファッションの今を知りたい人はお見逃し無く。(c) MODE PRESS/岩田奈那

【講座概要】
superschool 11月開講講座/全15回/毎週土曜 13時~15時
・講義日程:2010年11月20日~3月19日までの毎週土曜(12月25日、1月1日、2月12日は休講)
※講師の都合により講義日程が変更になる場合は後日振替
・会場:千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 303・304
・定員:25名(先着順)
・受講料:4万5000円/入学金:5000円(今回がsuperschool初受講の人のみ)
・申込方法:名前/電話番号/メールアドレス/年齢/受講希望クラスを記入の上superschool事務局までメールもしくはFAXにて申し込み。
・事務局:電話 03-3835-1813/ファックス 03-3835-1814/メール school@g3tokyo.jp
◆superschool公式サイト

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