【2月9日 MODE PRESS】「ダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)」のクリエイティブ・ディレクターを約10年に渡って務めてきたネイサン・ジェンデン(Nathan Jenden)が、今シーズンで退任することが発表された。

 ダイアンは「近くにいようとも、別々の方向へ進んでいくのは寂しいこと。しかし、彼が自分自身に専念していくことに、とてもワクワクしています」とコメント。さらに、ネイサンにとって最後のショーとなる10/11年秋冬コレクションについて「今回のショーは、ネイサンと私、そして私たちのコラボレーションをお祝いするものです」と話している。

 一方、ネイサンは「私はダイアンのために尽くし、そして彼女もまた私に尽くしてくれました。自分のブランドに専念したいと思い、その気持ちを正直に伝えるべきだと思いました。ダイアンは、本当にたくさんのことを教えてくれました」と心境を明かしている。05年から自身の名を冠したブランドを手がけるネイサンは、22日にロンドン・コレクションでショーを行う予定だ。

 ネイサンの後任には、「クロエ(Chloe)」のフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)や「グッチ(Gucci)」フリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)のもとで経験を積んだイヴァン・ミスペラーレ(Yvan Mispelaere)が決定。ミスペラーレにとって、クリエイティブ・ディレクターとしての就任は今回が初めて。デビューは、11年春夏コレクションの予定だ。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS

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