【1月15日 MODE PRESS】世界的なデザイナー、山本耀司(Yohji Yamamoto)氏のファッションブランド「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」は2009年10月に民事再生法を申請し、日本の民間企業投資ファンド「インテグラル(Integral)」の融資を受けて企業再生を図っている。だが、状況は現在も好転していないようだ。

■ニューヨークのブティックは閉店状態

 ニューヨークにある同ブランドのブティック2店舗は、すでに閉店状態となっている。ウェブサイトRacked.comによれば、ソーホー地区にある店舗の窓は紙で覆われ、ドアには「閉店(closed)」の張り紙がされているとのこと。ガンズヴォート(Gansevoort)通りの店舗も、シャッターが下ろされたままだという。

■10/11年秋冬コレクションは?

 インテグラルがヨウジヤマモトの再建支援を発表した際、山本耀司氏は、「再建中であっても、次期パリ・コレクションへの影響はない」との声明を出している。

 一方、ヨウジヤマモトとスポーツ用品メーカー「アディダス(addidas)」のコラボレーション・ブランド「Y-3」は、アディダスに所有権があるためヨウジヤマモト再建の影響はなく、ニューヨークで翌月開かれるファッションショー「メルセデスベンツ・ファッションウィーク(Mercedes-Benz Fashion Week)」にも、2月14日に参加する見通しだ。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS


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