【12月3日 MODE PRESS】モード界の女帝といわれる米「ヴォーグ(VOGUE)」誌のアナ・ウィンター(Anna Wintour)編集長を追ったドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること(原題:The September Issue)』が全世界で約800万ドル(約7億150万円)の興行収入を記録している。米国では、来春2月23日にDVDの発売も決定した。

■注目が集まるドキュメンタリー

 映画界では最近、ドキュメンタリー映画が大きなビジネスとして注目されている。デザイナーのヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)を追った『Valentino: The Last Emperor』は、200万ドルの興行収益を記録。オスカーのノミネート候補15作にも選出されている。また、モード界が舞台ではないが、食品業界の実態を描いた『Food, Inc.』は、全世界で450万ドル(約3億9400万円)の興行収益を上げており、こちらも同様にオスカー候補といわれている。

 なお、『ファッションが教えてくれること』は米国内で400万ドル、その他全世界で400万ドル(約3億5000万円)という内訳になっている。

■気になるDVDのコンテンツ

 米国での発売が決まったDVDには、公開時にカットされた未公開映像や、R.J.カトラー(R.J. Cutler)監督のコメント、さらに、ウィンターとヴォーグ編集部のグレース・コディントン(Grace Coddington)の関係についての未公開エピソードが盛り込まれている。さらに、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)やタクーン・パニクガル(Thakoon Panichgul)、ヴェラ・ウォン(Vera Wang)、ジャンポール・ゴルチエ (Jean Paul Gaultier)などデザイナーが登場する特典映像が満載の内容となっている。(c)FashionWeekDaily/MODE PRESS

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