【7月1日 MODE PRESS】世界的なクリエーター11名と作家8名がそれぞれの“Precious”の解釈をダイヤモンドジュエリーと小説で表現したForevermark Precious Collection(フォーエバーマーク プレシャス コレクション)。

今回、ジュエリーを手がけた11名のクリエーターのなかから、4名が来日しこの夢のコラボについて語った。

■アレック・ウェック(Alek Wek

 テーマは「Rose Waterfalls」。

 自分が生まれ育った自然の中で目にし感じたものを、表現したかった。具体的に言うと、滝や岩、氷。そして流れる水と花をイメージしました。薔薇のモチーフを散りばめた3連のダイヤモンドネックレスは、取り外しも可能で、単独でネックレスやブローチとしても使うことができます。

 今回のプロジェクトに参加して、ダイヤモンドという産物をこの地球に贈ってくれた自然の偉大さをあらためて深く感じました。そしてそのダイヤモンドをただ採取するだけでなく、社会的な貢献を常に大切に考えているフォーエバーマークの企業理念と意識の高さに感銘しました。

■山本里美(Limi Yamamoto

 今回の作品のテーマは「アンビヴァレンス」。

 甲冑をイメージしました。自分のルーツはやはり日本ですし、ダイヤモンドといえども作りたいもののイメージがあった。ですから、服を作るときと変わらずボディ(マヌカン)と向き合い完成させました。

 ダイヤモンドの思い出というと、祖母から貰ったダイヤモンドがファーストダイヤモンドでした。それまで、女性がなぜダイヤモンドの指輪を貰いたがるのか、あまり理解できませんでしたが、その輝きを見ているうちに自分にもその理由がわかった気がしました。そして今回、生まれて初めて477個という大量なダイヤモンドを扱ったのですが、自然界にあのような輝きを持った石が存在することに、地球の不思議さ、自然の偉大さをあらため感じました。

 最後に、今回あらためてフォーエバーマークの技術、そして意識の高さに感動しました。 機会があれば、今後もダイヤモンドを使ったデザインはしてみたいと思います。

■アラン・チャン(Alan Chan

 これまで平面のデザインを中心にやってきているので、今回のジュエリーデザインは非常に貴重な経験でした。作品のテーマでもあるのですが、それこそまさに「タイム イズ プレシャス」。時間制限のない「プレシャス」な体験をダイヤモンドというツールを使ってすることができました。

 作品の中には、時を意味する数字がさまざまな形式で取り入れられています。たとえば「1」はタイの言語を、「2」は日本のものを、「3」はアラビア語を用いるなど世界中の言語をデザインのなかに取り入れた。人間に与えられた時間というのは、限られている。しかし、だからこそ時間を大切に毎日を生きてほしい、そんな想いを作品に込めました。

■ショーン・リーン(Shaun Leane

今回のテーマは「ホワイトライト」。冬の初雪を意味する言葉です。

 ~全てを無にする冬最初の雪、そしてピュアな白い世界がもたらした静寂に覆い隠される人間~ディラン・トマスの詩から引用しました。

 作品を作るにあたって考えたのは、ピュアな白い世界と雪が降る瞬間を凍らせたいということ。その瞬間とそのエッセンスを凝縮した渾身の作品です。(c)MODE PRESS/岩田奈那

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