【4月23日 AFP】「プラダ(Prada)」のビジュアルアート・プロジェクト「トランスフォーマー」が4月25日から、韓国・ソウルで開催される。

■四面体の回転式パビリオン

 「トランスフォーマー」では、世界初と言われる四面体の回転式パビリオンを採用。六角形・十字・長方形・円の四種の図形から構成される。

 あらかじめ四つのプロジェクト内容を全ての面に配置し、プロジェクトが終了するごとにクレーンでパビリオン全体を回転させ、次の内容に沿った面を床部分に動かす仕組みになっている。

■レム・コールハースのOMAが設計

 設計を担当したオランダ人建築家のレム・コールハース(Rem Koolhaas)は、「建築というものは、必ずしも重みがあって安定しているというわけではありません。建築は、様々なアクティビティに対応しなければなりません。それこそが、本質なのです」と語った。

 また、コールハース率いる建築設計事務所OMA(Office for Metropolitan Architecture)のアレキサンダー・ライヘルト(Alexander Reichert)は、「パビリオンを回転させると、フロアが壁になり、壁はフロアになるという仕組みです。現代都市ソウルの中でも16世紀に建立された慶熙宮(キョンヒグン)に隣接する広場に設置され、トランスフォーマーも、現代性と伝統の対比を示すシンボルになると思います」とコメントした。(c)AFP

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