【12月5日 MODE PRESS】アクセサリー・ブランド「ヨシコ クリエーション パリ(YOSHiKO CREATiON PARiS)」が初の直営店をラフォーレ原宿(Laforet harajyuku)にオープンした。宝石を掴む鷹の爪のネックレスや、咲き誇る薔薇のピアス、クリスタルの瞳が輝く豹のリング、、、一目見たら決して忘れられない独創的なデザインのジュエリーが、ラフォーレ原宿の中心客層である若い女性だけでなく、男性や年配層、海外からの観光客など、多くの人々の心を掴んでいる。

■コンセプトは『博物館』

 ショップコンセプトは『博物館』。そこには「作品に対する知識を持っている人だけが楽しめる『美術館』でなく、より多くの人に喜びと楽しみを提供する『博物館』を目指したい」というデザイナーの想いが込められている。店内は、明るさと同時に静謐さを感じさせる白が基調。博物館の陳列台を思わせるガラスのディスプレイケースなどの什器は全てオーダーメイドで作った。石膏の彫像にネックレスを飾ったり、ジュエリー棚にサモトラケのニケ像のミニチュアを置いたりするなど、ヨシコ クリエーションらしい遊び心が細部にまで溢れている。

■フルコレクションが揃う貴重な場

 フルラインが揃うことも、直営店ならではの魅力だ。ファーストコレクションの「幸運のネックレス」から、定番の鷹の爪シリーズ、今シーズンから立ち上げたオートクチュールシリーズの卵の殻を使ったネックレスまで、多彩なアイテムが店頭を飾る。

 以前からのファンという20代の男性は、「セレクトショップでは商品を一部しか見ることができないけれど、ここには新作から過去の作品までたくさんのアイテムが揃っているから嬉しい。じっくりと落ち着いて選べる雰囲気も好きです」と語る。「他のブランドではしっくりこないものが、ここに来ればきっと見つかる。より自分らしくなれるような、そんなジュエリーに出会えるんです」

■新たなファンへブランドを発信

 毎日全国から何万人もの買い物客が訪れる原宿という場所柄、ブランドのことを知らず店舗に足を運び、ファンになる人も多い。友人と共に買い物に訪れた10代の学生もそのひとりだ。「知らないブランドだったけど、本物みたいな薔薇や蝶のデザインが可愛いくて、つい寄ってしまった。さっき『トップショップ』で買った黒いワンピースに合わせたら似合いそう。自分でも買えそうな値段の商品があったから、今度ゆっくり見に来たい」と話す。子供連れの母親や海外からの旅行者が商品を購入していくことも少なくない。

 多くの人が集まると同時に、無数のショップが軒を連ねる原宿という街には、ともすればブランドが埋もれかねないという危うさもある。しかし、心に訴えかける強いメッセージとコンセプトがあれば、必ず人は足をとめる。年齢も性別も様々な買い物客たちが、店頭のアイテムを手にし、驚いたり笑顔になったりする姿が、それを証明していた。今後も原宿店は、「ヨシコ クリエーション パリ」の拠点として、世界へブランドを発信していくことだろう。(c)MODE PRESS

◆店舗情報
場所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿2階
営業時間: 11:00~20:00
電話番号: 03-6804-6155

【関連情報】
◆特集:ヨシコ クリエーション パリ
◆公式サイトへ