【3月11日 MODE PRESS】クロエ(Chloe)のクリエイティブ・ディレクター、パウロ・メリム・アンダーソン(Paulo Melim Andersson)の辞任が10日、明らかになった。後任には、38歳のイギリス人、ハンナ・マクギボン(Hannah MacGibbon)が就任する。パウロは3シーズンでクロエを去ることになった。

 クロエのラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)社長は、「パウロは本当に才能のあるデザイナーだ。彼のメゾンへの貢献に感謝している」とコメントしている。パウロは長年「マルニ」でデザインディレクターとして活躍した後、フィービー・フィロ(Phoebe Philo)の後任として07/08年秋冬シーズンからクロエに参加してきた。

 ハンナは英セントマーティンズ(Central Saint Martins)卒業生。01年、当時のクリエイティブ・ディレクターだったフィービー・フィロ(Phoebe Philo) に誘われクロエに入社。デザインチームの主要メンバーとして、メゾンの成長に貢献してきた。最近では、クロエの新フレグランスの発表に携わっている。

 「ハンナは何年にも渡り、クロエで重要な役割を果たしてくれている。彼女の手による“クロエ・ワールド”の進化に期待している」とトレダノ社長。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS