【1月15日 MODE PRESS】イタリアで開かれている08/09年秋冬ミラノ・メンズコレクションでは、クラシカルなスーツは影を潜め、ひねりの効いたアイテムが溢れている。

■プラダ(PRADA

 プラダは、ダークカラーのベストやシャツ、トップスの上に、赤や白の付け襟をネックレス感覚で重ね付けするスタイルを提案。シャツのウエスト部分を縛るバンド、背中の開いたシャツと重ねたタイトなベスト、股上が浅いズボンからのぞく黒や青の小さなパンツ・・・。ネクタイの代わりに、逆三角形の布を首もとに飾った。シガレットパンツの上にミニスカートを重ねたスタイルもあった。
プラダ<写真>
プラダ<動画>

■アレキサンダー・マックィーン(Alexander McQueen

 アレキサンダー・マックィーンは、モンゴルやインド亜大陸、中南米などの民族衣装のエッセンスを欧米のスタイルに取り込んだ。襟元や袖もとには刺繍を入れたジャケットやコート、ポンチョで包み込んだニットやジャケット、巨大なファーのコート。グレーのウールスーツは、シルエットやディティールで遊んだ。
アレキサンダー・マックィーン<写真>
アレキサンダー・マックィーン<動画>

■アントニオ・マラス(Antonio Marras

 木箱をイメージした会場でショーを行ったアントニオ・マラスは、ピエロ・マンゾーニ(Piero Manzoni)にインスパイアされたニットウェアなどを発表。超ロング丈のカーディガンと、ショートパンツを合わせたコーディネートもあった。
アントニオ・マラス<写真>

■ヴィヴィアン・ウェストウッド(Vivienne Westwood

 ヴィヴィアン・ウェストウッドは、金色やライムグリーンのキルト、ターザンのようなスウェードのチュニック、バギーシルエットのデザートパンツなどを発表。ラペルポケットからは大胆にハンカチをはみ出させたジャケットには、吊りバンド付きのパンツを合わせた。紫のごつめのシブーツや、ベルトでとめたラズベリー色のシューズ、覆面マスクなど、小物にも注目だ。
ヴィヴィアン・ウェストウッド<写真>
 
■ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta

 トーマス・マイヤー(Tomas Maier)が手掛けるボッテガ・ヴェネタは、クラシカルなスーツの下に極太のバギーパンツを合わせた。(c)AFP
ボッテガ・ヴェネタ<写真>