【12月14日 MODE PRESS】デザイナーのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が12日、ロバート・ダフィー(Robert Duffy)と共催で毎年恒例のホリデーパーティーを開いた。今年のテーマはアラビアンナイト。会場となったニューヨークのレインボールームには、中東風の豪華絢爛(けんらん)な衣装に身を包んだ約600人のゲストが集結した。

■マーク、会場最大の人物に

 主役のマークは最も巨大で手が込んだ、写真映えする衣装で登場。「巨大なラクダのつま先になったら皮肉が利いてて面白いかなと思ってさ。予想外のことをするのが好きなんだよ。たとえ一晩中動けないとしてもね」とマーク。しかし、衣装を着るのは意外にも簡単だという。マークはジェスチャーつきで「ただ正面から入って、ここを下げるんだよ」と解説。「あまりにも大きすぎるから、フェイクファーを使ったけどね」

 マークは自身の言葉に忠実に、トイレに行くまでの3時間以上衣装の中に自らを拘束。彼が不在の間には、衣装上に「15分で戻ります」という看板を置いた。

■見渡す限りみんな裸??

 会場には、チャーリー・チャップリンの孫娘キエラ・チャップリン(Kiera Chaplin)やビル・カニンガム(Bill Cunningham)、アマンダ・ルポール(Amanda Lepore)らも思い思いの衣装で登場した。さらに、ゴージャスなドラァグクイーンや剣のみのパフォーマーらが雰囲気を盛り上げる。

 宝石をちりばめた白のチュニックで登場したベンジャミン・チョー(Benjamin Cho)は「服を着すぎたような気持ちになるよ。見渡す限りみんな裸なんだもん」とコメント。

■男子トイレに大量の…

 夫と共に衣装コンテストのベストグループ賞に輝いた皮膚科医のリサ・アイラン(Lisa Airan)は「この衣装はカスタムメード。このヘッドドレスはとても重いし、車に乗るのも一苦労なのよ。だけどその価値があったわ」とコメント。

 マークbyマーク・ジェイコブスのスタッフは「男子トイレに大量のグリッターやスパンコール、つけまつげが落ちてるなんて普通じゃないよね。18人のドラァグクイーンと“プライベート空間”を共有するのは別に構わないけどさ」と語った。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS

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