【11月26日 MODE PRESS】アン・クライン(Anne Klein)を所有するジョーンズ・アパレル・グループ(Jones Apparel Group)は20日、イザベル・トレド(Isabel Toledo)が手掛けるアン・クラインのコレクションラインを中止すると発表した。今後は、ブリッジライン「アン・クライン・ニューヨーク(Anne Klein New York)」と、ブリッジラインよりも手頃な価格のベターライン「AKアン・クライン(AK Anne Klein)」に的を絞るという。

■全体での売上比率がネックに

 アン・クラインは、07年秋冬シーズンには、キャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)とステラ・テナント(Stella Tennant)をモデルに起用し、ラウル・マルティネス(Raul Martinez)をクリエイティヴ・ディレクターに、フィリップ=ロルカ・デコルシア(Philip-Lorca diCorcia)をフォトグラファーに迎えた広告キャンペーンを展開。今年秋に発売が開始されたトレドの新作も好評を得ていた。しかし、ジョーンズ・アパレル全体での売り上げの比率が低いことから、生産中止に踏み切ったようだ。

■08年春夏は生産されず

 すでにデリバリーが完了している07年リゾート・コレクションが、トレドによる最後のコレクションになる。今年9月にニューヨークで発表された08年春夏コレクションは生産中止に。

 今後は、AKアン・クラインをライフスタイルブランドとして再スタートさせ、バッグやデニム、ジュエリー、シューズなどを展開していく。さらに、来春にはAKアン・クライン・スポーツがデビューする予定だ。(c)Fashion Week Daily/ MODE PRESS