【8月23日 AFP】2007年上半期に日本国内で押収された偽ブランド品が33万点に達し過去最多となったことが23日、警察庁のまとめでわかった。

 前年同期比2.7倍で、6か月間ですでに2006年の年間押収数を上回った。

 押収品の46%は中国、37%が韓国、16%が香港からの密輸品で、主に航空機や船舶経由で持ち込まれるという。

 「日本製」の偽ブランド品はわずか1%だったが、密輸の73%には日本人が関わっている。

 押収品は主に人気デザイナーブランドのバッグや衣服だが、映画DVDやPCソフトの海賊版の数も増加しているという。

 海賊版大国と米国などからの非難をうけ、中国は偽ブランドや海賊版の撲滅を表明しているが、中国製の海賊版が減少する気配は依然として見えていない。

 米国は4月、海賊版問題に起因する著作権侵害の問題で、中国を世界貿易機関(World Trade OrganisationWTO)に提訴している。(c)AFP