【東京 17日 MODE PRESS】ロンドンや香港などで大人気となったアニヤ・ハインドマーチ(Anya Hindmarch)のエコバッグが、7月14日に都内の一部店舗で先行販売された。台風接近との情報にもかかわらず、伊勢丹新宿店には前日夜からエコバッグを求める人が集まり始め、午前3時には靖国通り側のメンズ館周囲にまで列が達した。

■前日夜から長蛇の列

 先頭の女性が新宿店に到着したのは、13日の午後3時。その後、20代の娘と息子も列に合流した。「テレビでエコバッグの存在を知った。値段も手ごろだし、デザインも素敵で欲しくなった」と語った。普段の買い物よりも、お出かけ用に使いたいという。「最近はスーパーでもエコバッグを販売しているが魅力的なものが少ないから」

 友人と一緒に13日午後10時から並んでいたという埼玉県在住の20代女性は、「海外の女優がこのバッグを持っている写真を雑誌で見たのがきっかけ。エコに興味があるし、限定商品なので自慢できる。天気はあまり良くないけれど、あと数時間でバッグが買えると思うと平気」

■開店後も続く混雑

 それぞれがビニールシートや椅子を持ち寄り、飲食物を広げる人の列は、朝7時の時点で3000人を超えたという。中には、いかにも転売目的の人々の姿も目に付いた。その後、伊勢丹側の誘導により列は屋上に移動し、整理券が配布された。

 早朝の時点で予定数が終了したことを知らずに訪れる人の数も多かった。正午近くになっても本館正面入り口は混雑をみせた。整理券の存在を知らずに待ち続けた人もいた。「わざわざ早起きしたのに悔しい。完売の情報が全く伝わってこなかった」と30代の主婦。

■18日から全国店舗で限定販売

 アニヤ・ハインドマーチ銀座店にも前日夜から長蛇の列ができた。整理券配布後もエコバッグを求め多くの客が押し寄せた。青山のドーバーストリートマーケット・トーキョーでも即完売となった。なお、伊勢丹新宿店を含めた3店で再入荷の予定は無い。

 エコバッグは発売日の午後からネットオークションに並び、現在は約2~4万円で取引されている。

 18日からは、大丸札幌店、三越仙台店、西武池袋本店、松屋銀座店、名古屋栄三越、大丸心斎橋などの全国のアニヤ・ハインドマーチ店舗で限定販売される。平日の販売となるが、同様の混雑が予想される。(c)MODE PRESS

関連情報
  • アニヤ・ハインドマーチのエコバッグ、なぜ人気?
  • アニヤ・ハインドマーチのパロディ版バッグ、ロンドンで人気
  • アニヤ・ハインドマーチのエコバッグ、7月に日本で発売
  • アニヤ・ハインドマーチのエコバッグ、香港・台湾でも販売開始
  • アニヤ・ハインドマーチのエコバッグ、英国で大反響
  • ブランド新着情報ページへ
  • ファッション動画ページへ
  • 2007年7月17日のファッションニュース
  • アニヤ・ハインドマーチ公式ページ