【7月9日 AFP】ハリウッド俳優ジム・キャリー(Jim Carrey)さんは8日、2012年に相次いだ銃乱射事件を受けて銃暴力に反対する発言をツイッター(Twitter)で繰り返したことを謝罪した。

 キャリーさんは、子ども20人を含む26人が死亡した2012年12月の米コネティカット州(Connecticut)ニュータウン(Newtown)のサンディフック(Sandy Hook)小学校銃乱射事件の発生後を中心に、銃所有者と銃を所有する権利を支持する人々に対して侮辱的な発言を繰り返していた。

「ニュータウンの虐殺の後で、アサルト(攻撃用)ライフルを買いに走った人は、心身共に自らが守るべきものがほとんど残っていない」──キャリーさんは2月、このようにツイートした。

 また3月には、キャリーさんはこうつぶやいた。「154発の弾丸がサンディフックで発砲された!ランザ容疑者の手には拳銃2丁とブッシュマスター(bushmaster)製のライフル。自宅には1600発の銃弾。こんなことは、止めなければならない!!」

 学校で起きた銃乱射事件に米国全土で苦しみの声があがっているにもかかわらず、米議会は今年、新たな銃規制を盛り込んだ法案を否決した。そして8日、キャリーさんもこの問題について別のアプローチをとることにした。

「アサルトライフルのファンの人たちへ。私は君たちに同意しないし、君たちのことを恐れてもいない。けれど君たちのことは愛している。怒りに任せて君たちを侮辱したことは申し訳ない。間違った行為だった」と、キャリーさんはつぶやいた。

 その数分後、キャリーさんはこう付け加えた。「人の悪口を言うことは不適切だけれども、私のアサルト(攻撃用)銃器に対する立場は変わっていない」

 キャリーさんは6月、最新出演作の『キック・アス2(Kick-Ass 2)』のプロモーションに参加しない方針を表明した。理由は、ニュータウン銃乱射事件の後、この映画の暴力シーンが過剰であると考えるようになったからだという。(c)AFP